2021/09/26 16:15
この四角い形をした結びは「アンギョンメドゥプ」と言います。
アンギョンとは、韓国語で眼鏡のこと。
何で眼鏡?と初めて聞いた人は必ず思うはずです。
カルチャー教室でメドゥプを習っていた時の課題で制作したものですが、↓眼鏡入れ。
このような形の眼鏡入れの装飾として必ず使用されている結びが、アンギョンメドゥプ
いろいろなメドゥプ関連の書籍を見ても、眼鏡入れの装飾に使うから「アンギョンメドゥプ」(眼鏡結び)と名前が付いたとされる説が多いのですが、別の説を見つけました。
!! アンギョンメドゥプを結び始める時の紐の形が眼鏡のようであるから !!
という説なのですが、確かにそうとも思えます。
しかし、本当のところはわかりません。
朝鮮半島で眼鏡が使われ始めたのが16世紀ごろからということなので、この名前が付いたのもそれ以降となります。
しかし、メドゥプの歴史はもっともっと古いので、この形の結びはその昔は何という名前だったのか?ということの方がとても気になります。いま私が調べている範囲では、その謎は謎のままです。
眼鏡のような四つの輪っかの状態から、もう少し紐をくぐらせたりして結んでいくと ↑ こうなって、
これをしっかり締め上げていくと、一番上の写真のような四角い結びになります。
先日完成した新作は、そんなアンギョンメドゥプを使いました。